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静岡県は、清水港からタイへ山梨県産のシャインマスカットを初輸出したことを発表した。
静岡県では、中部横断自動車道の全線開通を契機と捉え、山の洲(静岡県、山梨県、長野県、新潟県)産品を清水港から輸出する仕組みを構築する「山の洲産品の清水港輸出拡大事業」に取り組み、清水港を活用した農産物等の輸出拡大を目指している。
今回は、この事業の公募により採択された株式会社日本農業が、山梨県産のシャインマスカット(生産者:アグベル株式会社)を清水港からタイへ初めて輸出することとなった。輸出されたシャインマスカットは今後の輸出に向けた着荷状況の評価などを実施する。輸出日程は、9月5日にバンニング(コンテナへの積込み)、植物検疫を行い、8日に清水港を出発し、18日にタイのレムチャバン港に到着する。
なお、静岡県の「山の洲産品の清水港輸出拡大事業」では、今年度は鮮度保持技術の実証や山の洲産品の集荷体制の構築に向けた検証等を実施するとして、香港・シンガポールには「みかん」「いちご(静岡)」「桃・ぶどう(山梨、長野)」、台湾には「みかん」「メロン(静岡)」「ぶどう・キノコ(山梨、長野)」、タイには「さつまいも(静岡)」「ぶどう(山梨)」などの品目の輸出を行う予定である。