国際協力銀は日系のプラスチック部品製造企業のタイ進出支援

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日本の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、タイ王国において日泉化学株式会社が実施する自動車内装材などのプラスチック部品の製造・販売事業に対してタイ・バーツ建てで融資することを決定した。

日泉化学は、1957年設立の自動車内装材や弱電部品などのプラスチック部品を製造・販売する中堅企業であり、1994年にタイに現地法人「Nissen Chemitec (Thailand) Limited」を設立していた。この現地法人では、タイに進出している日系メーカーなど向けに自動車内装材などに使用される高品質のプラスチック製品を供給していた。

この日泉化学のタイ現地法人では、設備増設を通じて、顧客からの増産ニーズに応えると共に、タイにおける一層の事業拡大を図っていた。そのためJBICは、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するためにも、日泉化学の海外事業展開をタイ・バーツ建て融資にて支援することを決定した。

今回の融資は、タイ現地法人との間で、融資金額56百万タイ・バーツを限度とする貸付契約を締結しました。なお、本融資は「成長投資ファシリティ」を活用し、株式会社伊予銀行との協調融資により実施される。協調融資総額は80百万タイ・バーツ相当となる。

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