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日本の政策金融機関の一つである株式会社国際協力銀行(JBIC)は、日本の外観検査装置の製造・販売を行う中小企業の株式会社デクシスのタイ進出を支援するため、株式会社千葉銀行との協調融資を実施する事を発表した。
タイでは、人件費が高騰するとともに今後の生産年齢人口の減少が見込まれているため、自動車産業を中心として検査工程や製造設備の自動化のニーズが高まっている。この状況を背景として、高度な画像処理技術を用いた画像処理装置と画像処理装置を組み込んだ外観検査装置の製造・販売を行う中小企業である株式会社デクシスは、タイ法人「DECSYS (THAILAND) CO., LTD.」を通じて外観検査装置及び画像処理装置の販売を拡大することで、タイにおける事業拡大を企図している。
JBICは、このデクシスの海外事業展開を評価したため、千葉銀行との協調融資を実施する事を決定した。JBICとしては、タイ・バーツ建て融資として、10百万タイ・バーツを限度とした貸付契約を実施する。今回の融資は、タイ法人がタイにおいて実施する外観検査装置及び画像処理装置の販売事業に必要な資金として使用される見込みである。