在日本タイ大使館は、日本に観光旅行中に心臓発作で倒れて日本で治療したタイ人女性のワンウィサー・ジャイジャンさんへの医療費支援寄付に協力を呼び掛けるとともに、寄付金の支援を受け付けているHPを紹介している。
タイ北部チェンマイに住む女性のワンウィサーさんは、今年の1月に日本旅行中に東京のアメ横で突然の心臓発作で倒れ、東京医科歯科大学病院へ搬送され治療を受けていた。病名は、「虚血性心不全」および「心室頻拍(エレクトリカルストーム)」となり、この症状では生存率が0.2%程度とも言われているが、大学病院の医師達の懸命の努力の成果が実り、無事に回復することとなった。なお、東京医科歯科大学病院にはタイ人の留学生も多く、ワンウィサーさんが緊急搬送された時にも、タイの医科大学出身の研修生が来日していたため、この研修生が通訳を行う事によりワンウィサーさんとスムーズに意思疎通が図れていた。
現在では故郷のチェンマイに戻り生活している。この治療では、手術・麻酔等に伴う費用が約700万円、ER・ICUの入院費が約150万円、一般病棟の入院費が約100万円、注射料が約200万円、その他の費用を含めて合計1500万円以上かかる事となった。在日本タイ大使館が一部の約800万円を立て替えて支払い、残りはワンウィサーさんがタイに帰国した後に、分割で毎月3万円を返済していく事で東京医科歯科大学病院側は合意していた。しかしながら、医療費が高額となっている事から、募金が呼び掛けられる事となった。
タイ国内においても募金が呼び掛けられており、既に約165万円(約50万バーツ)が寄せられている。
【寄付のHP】
https://jibsmile.club/
【ワンウィサーさんのプロフィール】
名前:ワンウィサー・ジャイジャン / Ms. Wanwisa Jaijan
ニックネーム:ジップ / Jib
生年月日:1989年5月
出身:タイ王国チェンマイ市
職業:自動車販売員