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日本の総合商社である伊藤忠商事株式会社は、タイで企業向けモバイルコミュニケーションツールを開発・提供している「エココミュニケーション(Eko Communications Inc.)」へ資本参加する事を発表した。
タイではスマートフォンが普及しており、人口約68百万人に対して約50百万台(2016年末時点)となっている。プライベートの場面だけでなくビジネスの場面において、個人所有のスマートフォンを利用するケースが多く、SNSの利用などのセキュリティ面が課題となっていた。
エココミュニケーションでは、これらのセキュリティの課題を解決すべく、「ビジネスチャット」「ファイル管理」などのサービスを提供していた。このサービスは、タイの金融機関や大手財閥CPグループ等においても導入されていた。伊藤忠では、このタイのスマートフォンにおけるセキュリティ市場は成長すると判断した事から、エココミュニケーションに出資する事を決定した。
伊藤忠は、今後も東南アジア地域におけるベンチャー投資を積極的に実施していく方針である事を表明している。