静岡県はシンガポールの工科大学と農業の研究開発協力の覚書

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静岡県は、シンガポール共和国のテマセク工科大学との間で、農業分野における研究開発協力等に関する覚書を3月25日に締結することを発表した。

静岡県では、産業分野や学術分野などが互いの技術やアイデアを持ち寄って農業をはじめとする関連産業で新たな価値を生み出す「AOI (アグリ・オープンイノベーション)プロジェクト」の取り組みを進めている。この拠点となる「AOI-PARC」は沼津市にオープンしている。このAOIプロジェクトの取り組みをさらに進めるため、シンガポールの教育省管轄の教育機関の一つであるテマセク工科大学との協力覚書が締結されることとなった。

締結する覚書では、「生産性向上のための革新的な栽培技術や品種の開発など農業分野全体における研究開発」「開発される技術や製品のASEANをはじめとするグローバル市場への展開及び事業化の支援」「研究スタッフの相互交流並びに実験及び栽培管理に当たる人材の相互研修の実施」の相互協力の合意が行われている。期間は平成31年3月25日から平成34年3月31日までとなる。締結者は、静岡県の農林水産戦略監とテマセク工科大学の応用科学部長となる。

今後の取組は、「AOI-PARCを拠点とした現地ニーズに合わせた品種・栽培技術・栽培装置等の共同研究開発」「AOIプロジェクト参画事業者がシンガポール共和国内で取り組む、『機能性作物の種苗と栽培システム等をセットにしたビジネス展開』への支援」「研究人材の相互交流」となる。

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