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日本電気株式会社(NEC)は、シンガポールの主要な工業地域であるジュロン島とその近隣エリアで進めてきたNECの生体認証技術や映像解析技術などを用いた3つのセキュリティ実証実験を完了した事を発表した。
この3つのセキュリティ実証実験は、シンガポール内務省と経済開発庁が推進する「Safety and Security Industry Programme(SSIP) 2020」プロジェクトの一環として2016年9月から実施したものであり、シンガポールの産業・都市開発事業者であるJTCコーポレーションの協力のもとで行われた。
この実験では、世界No.1の認証精度を有するNECの顔認証技術と、防犯カメラやマイクから得られる映像・音声情報を解析する独自のシステムを組み合わせることで、不審な行動や要注意人物などを早期に発見できることを確認した。また、立ち入り制限エリアであるジュロン島に入場するバスの乗降口や窓などにセンサーを取り付けて、乗降口や窓の不正な開閉が無いかモニタリング出来ることも確認した。
NECは、今後も今回の実証実験で得られた成果を活かしてシンガポールの安全・安心に一層貢献していく方針である。