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在シンガポール日本大使館は、日本の海上自衛隊の護衛艦「いずも」と「さざなみ」がシンガポールに再寄港し、代表団が24日に現地にある日本文化の発信拠点であるジャパン・クリエイティブ・センター(JCC)に訪問した事を発表した。
日本の海上自衛隊では、護衛艦「いずも」を国際観閲式などに参加させるために5月初旬からシンガポールに派遣していた。その後はフィリピン北部のスービック港に寄港し、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が乗艦した。その後はアメリカ海軍との連携強化のために、空母ロナルド・レーガンとの共同訓練を実施していた。その後は再びシンガポールに戻り、アセアン加盟国(ラオス・ミャンマー・カンボジア・タイ・ベトナム・ブルネイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・シンガポール)から防衛関係者を招聘する「日ASEAN乗艦協力プログラム」を19日から23日まで実施していた。
これらの活動が終了したため、護衛艦「いずも」と「さざなみ」は再びシンガポールに寄港し、代表団がジャパン・クリエイティブ・センターに訪問した。なお、護衛艦「いずも」と「さざなみ」は、この後も日本に帰国せずにタイに寄港した後に、アメリカ海軍とインド海軍との間における共同訓練にも参加する予定である。
海上自衛隊では、これらの活動はアメリカ海軍やASEAN各国との交流を深める事を目的としていると述べているが、南シナ海で強硬的な進出を進めている中国へのけん制を図る意図もあるとみられている。