犯罪者の人道を尊重するのは理解出来ない、フィリピン法相

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画像提供:フィリピン法務省
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フィリピンの法務省のビタリアノ・アギレ(Vitaliano Aguirre)長官は、麻薬撲滅活動により犯罪者達が司法手続きを得ずに殺害されている現状は人道に対する罪であるとの人権派団体の指摘に対して、「犯罪者・麻薬密売人のボス・麻薬密売人は、人間らしくない。 (The criminals, the drug lords, drug pushers, they are not humanity.)」との見解を明らかにし反論した。

フィリピンでは、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が麻薬撲滅を掲げて、警察や自警団などが麻薬常習者や麻薬密売人等の逮捕と殺害を進めていた。この麻薬撲滅活動には、国内外の人権派団体などや欧米諸国からは猛抗議が行われていた。ドゥテルテ大統領はこれらの批判に対しては、今までに何の支援もしていなかった外部の無責任な人権派団体の発言等は聞く必要すらなく聞くのは時間の無駄ですらある、等との発言を行い一蹴していた。

ドゥテルテ大統領が人権派団体などからの抗議を受け入れていないため、人権派団体からは新たに「麻薬撲滅活動には冤罪で無実の人が巻き込まれており、麻薬売人などを正当な司法手続きをえずに殺害している状況は人道に対する罪にあたる」との結論づける報告書が発表されていた。

ビタリアノ・アギレ長官は、記者団からこの報告書に対する見解を求められた際に「この報告書は把握しています。報告書は事実に基づいていません。」と前置きしたうえで、「人道と言いますが、犯罪者・麻薬密売人のボス・麻薬密売人は、人間らしい生き物だとは思いません。私達は、この様な対象のみと戦っているだけなのに、何故あなた達は彼らの人道(humanity)を尊重しようとするのか?私は彼らの人道を尊重しようとは思いません。」との旨を述べた。

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