ドゥテルテ大統領は国内風紀を正すためオンラインカジノ廃止を明言

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画像提供:フィリピン政府
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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、国内の風紀を正しギャンブル中毒者などを発生させない事などを目的として、オンラインカジノを禁止する方針である事を明確に述べた。

ドゥテルテ大統領の発表によると、対象となるのはオンライン上のカジノ全般となる。フィリピンではカジノ関連の規制が緩かったために、海外企業がフィリピンにサーバーを設置しオンラインカジノを実施している場合も多いが、このケースも禁止される見込みとなる。禁止時期は明確にされていないが、2017年度予算の発表の際に述べられたことから、2017年度中には規制が始まる可能性が高いとみられている。

ドゥテルテ大統領は大統領選挙を勝利した後から、オンラインカジノに対しての規制をかける事を模索していたが、オンラインカジノ業界の既得権益からの強い抵抗を受けていた。今年の11月には、無認可でオンラインカジノを開設していたとして、1200人あまりの中国人労働者が逮捕される事件が発生しており、国民からもオンラインカジノの規制に賛同する声が挙がり始めていた。そのためドゥテルテ大統領は圧倒的な支持率を元として、オンラインカジノ業界からの強い抵抗を振り切る形で、この業界を廃止する事を決断した。

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