フィリピン大統領はパリ協定批准を表明、納得はしていないと

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画像提供:フィリピン政府
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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、気候変動抑制に関する新たな多国間の協定であるパリ協定を批准する事を発表した。自身はこの協定に納得が言っていないが、閣僚のほぼ全てが批准すべきとの認識であったために、自身の考えを曲げて批准する事にしたとも述べている。

ドゥテルテ大統領は、パリ協定を批准する事は自国の工業発展の大きな阻害となるとして、批准しない方針である事を以前から表明していた。特にドゥテルテ大統領が納得していない事項としては、先進国達は過去に大量の化石燃料を使用していたのにも関わらずその分のペナルティなどは受けずに後進国も同様に扱われるのはおかしいとして、批准しない事を明言していた。

しかしながら、ラモス元大統領・アキノ元大統領などの多数の政界人・著名人などからは、気候変動の影響を多大に受けるフィリピンにおいてはパリ協定を批准する事は必須な事であり議論の余地すらない、との抗議の声を挙げていた。ドゥテルテ大統領も、当初はこれらの意見は参考にはするが従わないと述べていたが、信頼する閣僚達のほぼ全てが批准すべしと意見を述べた事により、自身の考えを曲げてパリ協定を批准する事となった。

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