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日本政府はフィリピンの防災・災害対策を支援するため、台風ヨランダの被害を受けていた施設の復旧を進めていたが、この施設の一部の復旧が完了したために、施設を引き渡すとともに記念式典を実施した事を在フィリピン日本大使館は発表した。
復旧が完了した施設は「台風ヨランダ災害復旧復興支援プロジェクト」の一環として実施されていたクイックインパクトプロジェクトのうちの、地方保健ユニットの再建プロジェクト(アブヨグ、ドラグ)、災害に強い沈下式養殖生け簀の導入による生計復興プロジェクトの3つとなる。
地方保健ユニットの復旧プロジェクトでは、建物を災害に強い建物として再建することともに、職員たちの技術向上を図った。沈下式養殖生け簀の導入プロジェクトでは、台風などの災害に強い沈下式生け簀を導入するとともに、天然資源への負荷が比較的少ない持続的な養殖システムを導入し運用することで、養殖漁家の生計基盤の復旧だけでなく中長期的安定を図っている。
これらの支援は、日本政府とフィリピン政府の戦略的パートナーシップの発展に繋がるものと判断されていることから、今後も日本政府は同様の必要な支援を実施していく方針である。