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日本政府は、台風ヨランダにより多大なる被害を受けたフィリピンへ様々な復興支援プロジェクトを実施していたが、復旧が完了した学校校舎などを引き渡すと同時に、記念式典を開催したことを在フィリピン日本大使館は発表した。
フィリピンは、2013年11月に過去最大規模の台風ヨランダにより、国内の9地域で甚大な被害を受けていたため、日本政府は直後から緊急援助を行うとともに、被害を受けた施設などを復旧させる「台風ヨランダ災害緊急復旧復興支援プロジェクト」を実施していた。このプロジェクトでは、15事業への支援を実施していたが、「国立農業学校再建を通じた災害に強い建築技術訓練プロジェクト(第1期)(バランギガ)」「小学校再建を通じた災害に強い建築技術訓練プロジェクト(タナウアン)」「災害に強い食肉処理場再建に係る自治体能力向上プロジェクト(アクセス道路整備)(ドラグ)」の事業に関する整備が完了したために、現地に引き渡されることとなった。
今回引渡された2つの国立農業学校校舎と、1つの小学校校舎は、災害に強い建物として再建された。また、災害に強い建築技術を現地技術者に対して供与している。
在フィリピン日本大使館は、防災と災害対策の分野における協力は、両国にとって重要な協力であり、両国間の戦略的パートナーシップの発展に寄与するものであることからも、今後も必要な支援を行っていく方針であることを表明している。