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アジア太平洋地域から合計21か国が参加して経済に関する話し合いを行うアジア太平洋経済協力会議(APEC)が16日から開催された。
開催国のフィリピンのアキノ大統領はAPEC開催に先駆けて「アジア太平洋地域における持続可能な成長に最も重要なことは、包括性である。」と述べ、参加国への更なる協力を呼びかけた。また、フィリピンにおける貧困問題が解決に向かっていることも説明を行った。APECには政府関係者だけでなく、経済界からも多数の要人が参加している。経済界からの参加者は、エアアジア、ウォルマート、JPモルガン、ドイツDHLなどの多岐に渡る。
2日目の今日は、フィリピンのアキノ大統領の基調講演、エアアジアの会長の講演などが行われており、アメリカのオバマ大統領も日本時間の12時30分頃にフィリピンに到着した。2日目の今日は、18日・19日に開催される首脳会議に参加するため、韓国の朴槿恵大統領をはじめとした各国の首脳が到着する。
通常のAPECでは経済面を中心とした話し合いが行われるが、今年は中国政府と議長国のフィリピンやベトナムが南シナ海の領有権問題で争っているため、首脳会談の際に南シナ海の領有権問題がが議題として取り上げらるのではと注目を集めている。
【APEC加盟国】
1989年
オーストラリア、シンガポール、カナダ、インドネシア、アメリカ、日本、大韓民国(韓国)、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、ブルネイ、タイ
1991年
台湾、中華人民共和国(中国)、香港
1993年
メキシコ、パプアニューギニア
1994年
チリ
1998年
ベトナム、ペルー、ロシア