このページの所要時間: 約 1分12秒
フィリピン陸軍は、中国がフィリピンの排他的経済水域(EEZ)を侵略していることを念頭に、排他的経済水域(EEZ)の防衛能力を有する、米国製のミサイル・システムを配備する可能性があることを明らかにした。
フィリピン陸軍の陸軍長は、月曜の記者会見で、「現在検討している武器システムのひとつは、米国製の中距能力を有する『タイフォン ミサイル ランチャー』です。このミサイルは、トマホーク陸上攻撃ミサイルとスタンダード・ミサイル6を発射することができ、射程は1000マイルを超えるため、フィリピンにおける包括的群島防衛の実施に適合します。現在は、交渉中です。私たち陸軍は、包括的群島防衛に貢献する計画を打ち出すよう命じられており、私たちの提案のひとつとして、このミサイルシステムを通じて、陸地を防衛できるようにすることです」との旨を述べた。
なお、中国の外交部は、23日の定例記者会見で「フィリピンへの米国の中距離弾道ミサイル配備について、中国は繰り返し断固反対の厳正な立場を明らかにしてきました。この導入は、域外勢力と結託して地域の緊張対立をあおり、地政学的対立と軍拡競争をかき立てる危険な行動です。私たちは、フィリピンが地域諸国と人民の声に耳を傾け、誤ったやり方を速やかに是正し、速やかに中距離弾道ミサイルシステム(タイフォン)を撤去して、これ以上誤った道を歩まないよう改めて促します」との旨を述べた。