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フィリピン政府は、フィリピン全体の国益と安全保障を守るために、中国人観光客の数が減るリスクを受け入れて、中国人へのビザ申請の厳格化を実施することを発表した。
フィリピン外務省は、一時滞在ビザを申請する中国国民に対し、中国の社会保険記録証明書の提出などを義務付け始めた。
フィリピンのクリスティーナ・フラスコ観光大臣は、中国国民に対する追加ビザ要件などは、より多くの中国人観光客を同国に呼び込む上で強く問題となるであろうが、安全保障上の問題により、実施せざるを得ないとの旨の見解を示した。また、この取り組みと同時に、国家安全保障のリスクが低い国である韓国、米国、日本などや、インドや中東などからの観光客受け入れの取り組みを進めていく方針であることを明らかにした。しかしながら、中国人観光客を対象としているプロモーション活動は継続していく方針であることも明らかにした。