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中国の習近平国家主席とフィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、1月4日に首脳会談を実施した。
会談では、習近平国家主席は、マルコス大統領の訪中は、ASEAN以外への初めての公式訪問となり、両国関係はさらなる発展を迎えるだろうとの旨の見解を示した。マルコス大統領は、会談でドリアンの中国への輸出に関する合意を示す「ドリアン議定書(ドリアンプロトコル)」が得られたと述べた。また、農業、インフラ、開発協力、海上安全保障、観光などを含む幅広い協力に関する、13の二国間協定が署名された。
両国間における、南シナ海の南沙諸島の領有権問題に関しては、友好的な協議を通じて適切に対応していくことで合意した。また、フィリピンの漁師が漁業できない状況になっていることに関しては、習近平国家主席は、妥協点を見つけてフィリピン漁師が再び漁業できるような解決策を見つけることを約束した。