日立レールはフィリピンで鉄道システム案件を受注、1,140億円

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株式会社日立製作所の鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レールは、フィリピン政府運輸省から、ソリス-マロロス間の新しい通勤鉄道向けに、デジタル信号を含む、鉄道システムの提供および軌道工事に関する契約パッケージ(CP04)を受注した。

このプロジェクトの契約金額は約1,140億円となる。プロジェクトでは、マニラ首都圏と近接する地域を南北に結ぶ南北通勤鉄道(カランバークラーク間)147kmの内、約35.4km、9駅の区間を新設する。独立行政法人国際協力機構(JICA)の円借款の資金が使用される。

フィリピンでの急速な持続可能性推進の流れの中で、今回のプロジェクトは温室効果ガス排出を削減し、自動車に比べて環境に優しい公共交通の利用を促進するものとなる。また、革新的な欧州列車制御システム(ETCS)レベル2を南北通勤鉄道に導入する。ETCSの信号システムは、列車の動きと制限速度を監視するとともに、列車の効率的な運転を可能にしてエネルギー消費を削減するとともに、ETCSレベル2の信号システムは緊急時または制限速度を上回った場合に適用される緊急ブレーキなどを自動的に作動させることにより、安全性を大幅に高めることができる。

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