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在フィリピン日本大使館は、レイテ州パロ市にあるマッカーサ上陸記念公園で催された、同州知事主催の「レイテ湾上陸78周年記念式典」に松田臨時代理大使が出席しスピーチを実施したことを発表した。
式典にはフェルディナンド・マルコス大統領、ペティリャ・レイテ州知事、フィリピン政府関係者、日米豪の大使館関係者等が参列した。昨年及び一昨年の記念式典は、新型コロナウィルス感染症対策の観点からオンライン形式で行われたが、今年は3年ぶりに対面での開催となった。
式典で行ったスピーチの中で、松田臨時代理大使は、戦争の犠牲になった方々へ哀悼の意を表明するとともに、ウクライナ情勢や台湾問題を含む現在の厳しい国際安全保障情勢の中で、日本は共通の経験と価値を有するフィリピンと、地域の平和と安全の促進のために協力していく旨を述べた。また、松田臨時代理大使は、特に、コロナ禍による経済への打撃からの復興が課題となる中、日本がフィリピン及びレイテ州の発展のために協力する用意があることを表明した。
なお、「レイテ湾上陸記念式典」とは、太平洋戦争中に連合国軍を率いたマッカーサ大将が、フィリピン亡命政府のオスメニャ第4代大統領を伴ってレイテ島に上陸し、旧日本軍からのフィリン奪回を開始した日を記念して実施しているものとなる。