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総理特使として大統領就任式に出席するためにフィリピンを訪問中の林芳正外務大臣は、日・フィリピン外相会談及びサラ・ドゥテルテ次期副大統領への表敬訪問を実施した。
日・フィリピン外相会談は、林外相とテオドロ・ロクシン・フィリピン共和国外務大臣によって実施された。ロクシン大臣からは、本年4月に開催された第1回日・フィリピン外務・防衛閣僚会合「2+2」の成功を想起しつつ、日本はフィリピンにとって地域における最も緊密なパートナーであるとして、これまでの日本の協力に対して謝意などが表明された。林大臣からは、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、海上保安協力、防衛装備移転、インフラ協力などが進展したことを歓迎しつつ、本年4月にロクシン大臣と立ち上げた「2+2」も活用しながら、政権を越えて二国間協力を一層推進していきたい旨などが述べられた。
サラ・ドゥテルテ次期副大統領への表敬の際には、双方はインフラ、環境対策、デジタルといった経済社会分野、また、スールー・セレベス海を含むフィリピン周辺海域の安定化を念頭に安全保障や海上保安の分野において、協力を推進していくことなどで一致した。また、双方はドゥテルテ次期副大統領が教育大臣を兼務する予定であることから、林大臣の文部科学大臣時代の経験を踏まえ意見交換を実施した。