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林芳正外務大臣は、6月30日にマニラにおいて開催されるフィリピン共和国第17代大統領就任式に出席するため、岸田文雄内閣総理大臣の特使としてフィリピンを訪問する予定となっている。
林大臣は、6月29日に羽田を出発しマニラに到着し、7月1日にはマニラを出発し羽田に到着する予定である。滞在中、フェルディナンド・マルコス・フィリピン共和国大統領の就任式に出席し、新大統領とサラ・ドゥテルテ新副大統領を始めとするフィリピン政府要人との会談なども予定をしている。
6月28日に実施された林外務大臣会見の際に、記者から「フィリピンのマルコス新大統領ですけれども、中国との関係を重視する姿勢を示しておりますけれども、これについての受け止めと、あと、日本政府として、今後、新政権と、どのようにして関係を築いていくお考えかをお聞かせください」との旨の質問が行われた。
この質問に対して、林大臣は「第三国間の外交関係の一つひとつにコメントすることは差し控えたいと思いますけれども、我が国としては、地域の重要な戦略的パートナーであるフィリピンとの間で、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた協力や、二国間関係の一層の強化に向けまして、マルコス新政権と緊密に連携していく考えでございます。 日本にとって、フィリピンは、近隣に位置する海洋国家でありまして、基本的価値と戦略的利益、これを共有する戦略的パートナーであります。マルコス新政権との間で、二国間関係の更なる発展、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた協力の更なる具体化、地域・国際社会の諸課題に対する連携強化等を目指していく考えでございます」との旨を答えた。