他国に自国を渡そうとする左派・共産勢力が政府内にいる、フィリピン大統領

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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、自身の退任が迫っていることなどをうけて、左派・共産勢力が政府を打倒しようとしているとして、現状の選挙制度の改革(政党リスト制廃止)を行うことを期待していることを述べた。

フィリピンの政党リスト制とは、少数派の意見を国の議会に反映させる、いわゆる比例代表制度として導入されたものとなる。この制度では、議員総数の2割程度を政党のリスト選出議員に割りあて、登録を認められた政党が得票数におうじて議員を議会に選出させることが可能となっているものである。既存の大政党は、この制度を利用することができない状況となっている。

ドゥテルテ大統領は、政党リスト制に対して「政党リスト制は廃止すべきです。なぜなら、政府転覆を図っている共産党や共産主義者が左派政党と通じることにより、この政党リスト制を悪用しているからです。ごく少数ではありますが、政府を破壊したいと願う者たちが、一部の政党(教師同盟など)を隠れ蓑として活動しています。これは、ある意味では、面白いことなのですが、彼らは政府にいて、統治プロセスにいるのです。彼らが本当に望んでいるのは、政府を破壊して、その後に彼らの同盟国と政府を取り替えることです」との旨のコメントを述べている。

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