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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、フィリピン政府は資金不足のために借金を行うが、お金を借りること自体は悪いことではないとして、債務増加の正当性を主張する旨の見解を示した。
ドゥテルテ大統領は、ラプラプ市での演説で、政府の債務残高が2月末時点で12兆900億フィリピンペソに増加したことを受けて、政府借入の必要性を強調し、その資金は大型プロジェクトの資金調達に使われるとの旨を述べた。その際に、政府は家のようなものとして、「今の私の給料はこれだけです。しかし、私の家の修理が必要となりました。雨漏りしています、もしくは他の家が必要です。しかしながら、お金がありません。そうなると、お金を借ります」との例を示した。
また、「私たちはお金を借り続けていると言う人がいます。この世界のすべての政府には借金があります。もし税金の徴収が十分でなければ、お金を借りなければなりません。民間企業と同じように、政府は崩壊を避けるために借りなければなりません。政府の支出に不正がない限り、お金を借りることは何も悪いことではないです。借金するのは悪いことではありません。地方自治体はお金を借りることもできるが、汚職に使われないように注意する必要はあります。私は、フィリピン人のためになることであれば、どんなことでも承認します。私たちの利益になることなら、やればいい」との旨を述べた。