キリスト教で改宗・服従させた侵略者よりも自国英雄の銅像を大きくと、フィリピン大統領

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画像提供:フィリピン政府
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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、フィリピンの英雄であるラプラプの像を、セブにあるポルトガルの探検家・植民地支配者フェルディナンド・マゼランの像よりも大きく、高くしたいとの意向を示した。

ドゥテルテ大統領は、「私はマゼランを軽んじているわけではないとの旨を最初に述べておきます。私は大統領選のためにセブ島に選挙に行ったときのことを思い出します。セブには、マゼランとラプラプの像がありました。マゼランの像はラプラプより大きく、ラプラプの像がマゼランより小さいというのは、非常に不愉快でした。マゼランを悪く言うつもりはありませんが。ですので、ラプラプの像は常にマゼランの像より大きくあるべきだと思います」との旨の見解を示した。

また、「マゼランを尊敬していますが、私の英雄はラプラプであり、マゼランではありません。原則として、私は侵略者と戦った国民的英雄の第一人者であるラプラプの像より、マゼランの像が高くなることを望んでいません。私はラプラプの像をマゼランよりも大きく高くしたいのです」との旨の見解も示した。

これらの見解を元にドゥテルテ大統領は、大統領報道官代理兼官房長官に、より大きく、より高いラプラプの像の建設を開始するため、フィリピン国家歴史委員会と調整するよう指示した。

フィリピン政府などの見解によると、ラプラプはマクタン島の伝説的な支配者である。この人物は、キリスト教を使用して改宗と服従を要求し、スペインの植民者のために働いていた侵略者であるマゼランなどのスペイン兵を、1521年4月27日の歴史的なマクタン島の戦いで殺害した人物であるとしている。

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