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日本の財務省は、日=フィリピン間の二国間通貨スワップ取極を改正したことを発表した。
財務省の発表によると、日本=フィリピン間の二国間通貨スワップ取極(BSA)に関して、両国は締結中の第3次取極を再改正し、その期限を延長することとし、その旨の取極文が日本国財務大臣の代理人たる日本銀行及びフィリピン中央銀行の間で交わされ、2022年1月1日に発効した。
この取極は、日本及びフィリピン当局が、相互に米ドルと自国通貨を交換することを、また、フィリピン当局が、日本円と自国通貨を交換することを可能とするものとなる。本取極の交換上限額は変更なく、フィリピンが120億米ドル又は120億米ドル相当の日本円、日本が5億米ドルです。なお、今回の改正においては、直近のチェンマイ・イ二シアティブ(CMIM)契約書の改訂に沿った修正が組み込まれている。
なお、日本政府がアジア諸国との間における二国間通貨スワップ取極を実施している国は、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイ、マレーシア、インドとなる。