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フィリピン政府は、12月16日から18日にかけてフィリピン中南部を通過した台風22号(オデット)により死傷者を含む多数の被災者が発生したことに関して、海外政府からの支援が相次いで行われる予定であることを発表した。
フィリピン政府の発表によると、20日時時点で、中南部を中心に58人が死傷し、約44万人が2,400箇所を超える避難所に退避している。イギリス・カナダ・EU(欧州連合)・中国の国などから支援を行う用意があることが表明されているとしている。イギリス大使からは、イギリスは台風被害を受けたすべての人々と連帯し、愛する人を無くした人々に深い追悼の意を示すとともに支援の用意があると表明されている。中国大使は、私たちは困難に直面しているすべての被災したフィリピン人家族と連帯しており、被災した家族が生活を維持できるように支援を提供する用意があると表明されている。
日本政府の発表によると、フィリピン政府からの要請を受けたため、人道的観点及び日・フィリピン間の友好関係も鑑み、国際協力機構(JICA)を通じ、緊急援助物資(発電機、ポリタンク、テント、スリーピング・パッド及びプラスチック・シート)を供与することを決定している。