スーチー氏の有罪判決への干渉は主権国家への内政干渉、フィリピン政府

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画像提供:フィリピン政府
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フィリピン大統領府は、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏に対する有罪判決は、干渉すべきではない内部問題として特段のコメントはしないとの見解を示した。

ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏には、扇動罪と自然災害管理法違反の罪で4年の禁錮刑が言い渡されており、軍事政権の恩赦により2年に減刑されている。また、汚職などの十数件の罪状で追訴されている。国連の人権高等弁務官は、スーチー氏の有罪判決についてミャンマー軍を非難するとともに、スーチー氏の即時釈放を要求していた。

この件に関して、フィリピン大統領府の報道官代理は、ミャンマーの元指導者であるアウンサンスーチー氏に対する実刑判決は、干渉すべきではない内政問題であり、主権国家の内政やプロセスについてコメントすることは避けたいとの旨を述べた。

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、2月に軍がクーデターでミャンマーを支配した後、他のアセアン諸国の指導者たちにミャンマーを支持するよう呼びかけていた。ドゥテルテ大統領は、ミャンマーの人々の福祉を優先する方法で平和的に問題を解決すると同時に、包括的な復興努力に焦点を当てるために、ミャンマーに寄り添う必要があると強調していた。また、フィリピン政府は、ミャンマーのすべての当事者に、アセアンとの建設的な対話を行うよう要求しており、我々はアセアン・ファミリーであり、お互いに信頼して協力することができないのであれば、ミャンマーは誰を信頼して協力することができるのであろうかとの見解も示している。

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