フィリピンのコロナ対策と人材育成を支援、約10億円の無償協力

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フィリピン政府と日本政府は、日本政府がフィリピン政府に対して、コロナ対策と人材育成を支援するため、合計で約10億円の無償資金協力を実施することを発表した。

コロナ対策の支援は、無償資金協力「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援計画」として、供与額6.87億円にて実施される。この支援は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の実施に必要なコールド・チェーン関連機材などを供与するものとなる。また、この支援は、供給されたワクチンを、途上国内の隅々まで運び、一人ひとりに届けるための支援であり、COVAXファシリティの取組を補完するものとなる。

人材育成の支援は、無償資金協力「人材育成奨学計画」として、供与限度額3.29億円にて実施される。この支援は、フィリピンの若手行政官等が日本の大学院において学位(修士号・博士号)を取得することを支援するものとなる。この支援が実施されることにより、令和4年度に最大22名のフィリピンの若手行政官等が日本の大学院に留学することになる。なお、日本政府は2002年から、フィリピンからの合計382人の留学を支援している。

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