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フィリピン政府は、中国資金によるプロジェクトを、さらに望んでいるとの見解を発表した。
フィリピン大統領府の報道官は、中国政府がフィリピン政府に対して約束した240億米ドルの融資・投資のうち、まだ一部しか実現されていないとの見解を示した。しかしながら、私たちはもっと投資して欲しいが、今の状況でも満足はしており、フィリピンと中国の間の貿易と観光の関係は、大幅に改善されているとの見解を示した。また、6月末には中国が出資したエストレラ・パンタレオン橋が93%完成しており、ビノンド・イントラムロス橋も中国からの助成金によって建設され現在は70%が完了しており、今年12月には実質的な完成が見込まれているという。
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、先月の演説で、中国の「一帯一路」構想を補完する、フィリピンのインフラ計画が、「我々国民に長期的な利益をもたらす」と自信を示していた。また、アントニオ・カルピオ元最高裁判事は、中国が約束した240億米ドルの融資と投資のうち、実現したのは5%以下に過ぎないとの見解を示している。