日比防衛相テレビ会談、警戒管制レーダー移転の認識共有

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画像提供:防衛省・自衛隊
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日本の岸防衛大臣とフィリピンのデルフィン・ロレンザーナ国防大臣は、日比防衛相テレビ会談を6月2日に実施した。

会談で両大臣は、「東シナ海・南シナ海を含む地域情勢」「二国間の防衛協力・交流」「ミャンマー情勢」などに関しての意見交換を実施した。

「東シナ海・南シナ海を含む地域情勢」に関しては、航行及び上空飛行の自由の重要性を確認した上で、国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法を遵守し、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)を維持・強化していくことが重要であるという考えを再確認した。また、両大臣は中国の海警法に関して深刻な懸念を表明した。

「二国間の防衛協力・交流」に関しては、昨年8月に決定した警戒管制レーダーの移転に関して、着実にプロセスが進んでいるとの認識を共有するとともに、それを歓迎した。また、岸大臣から、先月実施された「HA/DRに関する日ASEANオンラインセミナー」を通じ、両国の感染症対策に係る経験を共有できたことを歓迎する旨述べた上で、両大臣は、防衛当局間(MM)協議の早期開催や、能力構築支援の継続を含め、二国間の防衛協力・交流を更に進めていくことで一致した。

「ミャンマー情勢」に関しては、岸大臣はASEANリーダーズ・ミーティングの成果を歓迎する旨述べ、両大臣は引き続き緊密に連携していくことで一致した。

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