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日本政府の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、トヨタファイナンシャルサービス株式会社などが出資するフィリピン法人「Toyota Financial Services Philippines Corporation(TFSPH)」との間で、米ドル建ての貸付契約を締結した。
JBICの見解によると、フィリピンの自動車市場は、人口増加や経済発展により拡大を続けており、同国において高いプレゼンスを維持しているトヨタ自動車株式会社を始めとする日本の自動車メーカーにとって重要な市場であるとしている。フィリピンでは、自動車購入時の販売金融の利用率が高いことから、各自動車メーカーの販売向上のためには、自動車販売金融が不可欠なツールとなっているとしている。
そのため、JBICは、日本の自動車産業の国際競争力の維持及び向上に寄与することなどを目的として、日本の自動車メーカーの海外における自動車販売金融事業を支援するために、TFSPHがフィリピンにおいて実施する主にトヨタブランドの自動車を対象とした自動車販売金融事業に必要な資金の一部を融資することを決定した。