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海上自衛隊は、令和2年度遠洋練習航海を実施中の練習艦「かしま」と「しまゆき」は洋上慰霊祭を行い、フィリピンのレイテ沖海戦で殉じられた英霊に対して、鎮魂の祈りを捧げたことを発表した。
海上自衛隊では、海上自衛隊幹部候補生学校の一般幹部候補生課程を卒業した初級幹部に対して、外洋航海を通じて学校などにおいて修得した知識・技能を実地に修得させるとともに、慣海性をかん養し、幹部自衛官として必要な資質を育成するために『遠洋練習航海』を実施している。
この『遠洋練習航海』は、昭和32年以降から毎年実施しており、今回は64回目となる令和2年度の遠洋練習航海(前期)が6月9日から7月22日にかけて実施されることとなっていた。予定している航路は、6月9日に呉を出発し、勝連で補給を6月13日から14日にかけて行い、シンガポールのチャンギで補給を7月5日から6日にかけて行い、7月22日に横須賀に到着するものとなっている。
この遠洋練習航海を実施中の練習艦「かしま」及び「しまゆき」は、7月10日に洋上慰霊祭を実施した。