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フィリピン政府は、新型コロナウイルス対策の対応措置を一部変更し、17日から72時間に限りルソン島の国際空港からの出国が認められるとしていた従来の方針を変更して、外国人や海外労働者などは24時間以内に出国する旅行日程の証明を提示すればフィリピンを出国することができる新たな方針を発表した。
フィリピン政府では、新型コロナウイルス対策への対応措置として、3月16日にルソン地域の「強化されたコミュニティ隔離(Enhanced Community Quarantine)」を発表した。この対応措置は、3月17日から4月13日午前零時までの期間、各家庭における厳格な自宅隔離措置、大量輸送用の公共交通機関の運行停止、スーパー・病院・銀行などを除く商業施設・公共施設の業務停止などが行われるものであった。この措置に従って、マニラ首都圏では外出禁止令が施行され、周辺の州との境界においては検問が強化され、空港へのアクセスを含め利用可能な公共交通機関が運行を停止し、宿泊施設の中にも閉鎖されるものが出てきていた。また、ルソン島の国際空港からの出国は、3月17日午前0時から72時間に限り認められるものとなっていた。
3月17日になると、フィリピン政府は「強化されたコミュニティ隔離」の措置開始から72時間に限りルソン島の国際空港からの出国が認められるとしていた方針を変更して、外国人・海外労働者などは、「強化されたコミュニティ隔離」期間中は、いつでも24時間以内に出国する旅行日程の証明を提示すれば、空港に移動してフィリピンを出国することができるとの新たな方針を示した。