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米コカ・コーラ・グループのコカ・コーラFEMSAがフィリピンのカンルーバン工場の増設が完了したことに伴い11月3日に竣工式を実施し、フィリピンのアキノ大統領も参加した。この工場はコカ・コーラ・グループとしては世界最速で瓶詰めが行える3つのラインを備えた工場である。
竣工式に参加したアキノ大統領はゲストスピーカーとして演説を行った。演説では、128年の歴史を迎えるコカ・コーラ社に尊敬を示すとともに、近年のフィリピンへの投資に対して感謝の意を示した。また、2013年の台風30号(ヨランダ)により災害を受けた人々への飲料の支援などをコカ・コーラ社は行っており、この支援に対しても大統領は改めて感謝の意を示した。フィリピンにおいてはコカ・コーラは国民にとって必要不可欠の飲料であり、政府機関においても継続した多額の投資は必要不可欠なことからも、今後も共存共栄の関係を築いていく事を目標としたいと発言した。
アキノ大統領は竣工式が終了した後に、瓶詰めラインや新倉庫の視察も行った。コカ・コーラグループは今後もフィリピンへの投資を行う事を明言しており、両者の関係は更に深まりそうだ。