このページの所要時間: 約 1分9秒
東京メトロは、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルと株式会社アルメックVPIと共同で、独立行政法人のJICA(国際協力機構)から『フィリピン国フィリピン鉄道訓練センター設立・運営能力強化支援プロジェクト』を受注し業務を開始した事を発表した。
フィリピンのマニラ首都圏の人口は2015年に1,287万人となり、マニラ首都圏近接3州を加えたメガマニラ圏としては2,577万人に達している。この人口増加に対して都市鉄道整備は全般的に遅れており、慢性的な渋滞が経済社会活動を阻害していた。JICAは、この問題を解決するためフィリピン政府と協議しマニラ首都圏の地下鉄事業の整備支援を実施していた。また、フィリピン政府は鉄道人材育成・監督機関としてフィリピン鉄道訓練センター「Philippine Railway Institute」を設立し、このセンターへの支援案件をJICAから東京メトロなどが受注していた。
この『フィリピン国フィリピン鉄道訓練センター設立・運営能力強化支援プロジェクト』では、「都市鉄道の人材育成に関わる制度の策定」「都市鉄道の人材育成の仕組みの構築」「都市鉄道の人材育成を担う人材(指導員)の育成」の支援を実施する。期間は、2018年5月14日から2023年6月30日の5年間となり、業務は5月14日から開始されている。