東芝がフィリピン火力発電所の発電効率等を向上

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画像提供:東芝
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株式会社東芝は、フィリピンの火力発電事業会社との間で、ルソン島南部で運営するカラカ火力発電所に対して発電効率等を向上させるためのトータルアセットマネジメントサービスに関する提携を実施していく事を発表した。

フィリピンでは、堅実な経済成長に伴い電力需要が毎年6%程度伸びているため、新規の発電所の建設のみならず、既設の石炭火力発電所の発電効率向上や運転員や保守員の能力を向上させる事が喫緊の課題となっていた。

東芝は、フィリピンのカラカ火力発電所に自社製の蒸気タービンや発電機を1号機に納入しており、その後も継続して発電所の技術サポートを積極的に実施してきた。これらの活動が評価されたため、フィリピンの大手財閥であるDMCIホールディングスの火力発電事業会社との間で、包括的な発電効率向上・IoT技術を活用した予兆監視・発電設備の寿命延長等を含めたトータルアセットマネジメントサービスを実施していく事となった。

今回の提携が実施されるのは、フィリピンのルソン島南部で運営するカラカ火力発電所を対象としたものとなる。両者は、この覚書で合意した内容に基づき、人材トレーニングや補修・維持能力の強化を順次実施していく予定である。

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