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フィリピン大統領府は、汚職疑惑が発生していたスエノ内相を解任した事を発表した。
スエノ内相には、農場やホテルなどの不動産を取得する際に不正があったとして、不正疑惑が浮上していた。スエノ内相は疑惑に対して、弟が所有しているものであり自身には不正は無い等の見解を示しており、自身は潔白であるとの旨を述べていた。
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、スエノ内相に対してこの疑惑を解消させるべく話し合いを続けていたが、満足できる回答が得られなかったとして、「信用と信頼を喪失させた」として内務大臣を解任させる事を決定した。スエノ氏はドゥテルテ氏に大統領選に出馬するように呼び掛け協力しドゥテルテ大統領にとっても恩義がある人物であったが、汚職を排除するという新しいフィリピン政府の方針には適合しないために、解任される事となった。
大統領府の報道官は、「今回のスエノ内相の解任は、大統領が指名した他の政府関係者への警告にもなる。」との旨を述べ、政府高官に対しても汚職を行わないように強く呼びかけている。