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日本の総合商社である三菱商事株式会社は、ミャンマー国鉄より合計で新型車両246両の納入を受注したことを発表した。
今回受注したのは、ヤンゴン環状線向け新型車両66両(YCRプロジェクト)と、ヤンゴン・マンダレー幹線鉄道向け新型車両180両(YMプロジェクト)となる。両プロジェクトの契約総額は約690億円となり、日本政府とミャンマー政府の間で締結された円借款契約により手当てされる。供給する車両はスペイン最大手の鉄道車両メーカーである「Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles, S.A.」が日本製の機器類を採用して製造するもので、2023年から2025年にかけて順次納入を予定している。
YCRプロジェクトは、日本政府の円借款供与が決定している「ヤンゴン環状鉄道改修計画」のパッケージの一部となる。三菱商事が納入する車両は、ミャンマー最大の商業都市ヤンゴン市中心部の約46kmの環状線を走り、計画では環状線一周の走行時間が現在約170分要しているところを約110分に短縮することを可能にするものとなる。