茂木敏充外務大臣はミャンマーに訪問し、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相とミン・アウン・フライン国軍司令官と会談などを実施した。
アウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相との会談は、24日に実施された。茂木大臣からは、新型コロナウイルスに対応するため今までにミャンマーに対して3,000万ドル以上の技術支援、アビガン錠供与及び医療物資・機材支援を実施しており、さらに緊急財政支援として300億円、中小企業支援として150億円の円借款による協力を行うこととした旨述べた。アウン・サン・スー・チー国家最高顧問からは、日本からの新型コロナ対策支援について謝意を表した。また双方は、入国後14日間の自宅等待機は維持しつつ、双方向の長期滞在者の往来を可能とする「レジデンストラック」を9月上旬にも開始することに合意し、「ビジネストラック」についても早期の運用開始に向けて外交ルートでの調整を加速化していくことで一致した。
ミン・アウン・フライン国軍司令官との会談は、24日に実施された。茂木敏充外務大臣からは、日本政府はミャンマーの民主的な国造りを官民挙げて引き続き最大限支援する旨を述べるとともに、ラカイン情勢についてはミャンマー議会に提出された国防法改正によりラカイン州の事案について軍法会議における捜査・訴追が進展することを期待する旨を述べた。ミン・アウン・フライン国軍司令官からは、ラカイン問題の解決に向けた取組についての説明があり、国軍として問題解決に向けて努力を続けたいとの意向が表明された。
同日に開催された外務大臣臨時会見の際に、記者から「ラカイン情勢について、日本政府は引き続きミャンマー政府に寄り添った立場をとっていくという風に伺っていますけれども、一部の国際NGOなどからもミャンマー側に寄りすぎではないかという批判も出ています。この国際社会のなかで日本としては改めてどのようにこうした批判に反論していくのかお聞かせいただけますでしょうか」との旨の質問が行われた。この質問に対して大臣は「日本として、やはりミャンマー政府が進めている様々な取り組み、自らの取り組み、後押しすることが極めて重要であると思っております」との旨の見解を示した。
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