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北陸地方を営業地域とする電力会社である北陸電力株式会社は、マレーシア国営石油会社であるペトロナスの子会社である「マレーシアLNG(Malaysia LNG Sdn. Bhd)」とLNG売買契約を締結した事を発表した。
北陸電力では、富山新港火力発電所LNG1号機を2018年11月から稼働させるため、2015年にマレーシアLNG社とLNG調達に関する基本合意書に調印していた。その後に各種調整を実施した結果、諸条件に関して合意が出来たために12月6日付で正式なLNG売買契約を締結した。2018年から2028年までの間、最大で年6隻(約38万トン)の購入を行う。このマレーシアLNG社には、日本の総合商社である三菱商事株式会社も5%の資本参加を行っている。
富山新港火力発電所LNG1号機の建設工事は、平成27年3月13日から着工する予定である。なお、富山新港火力発電所石炭1号機は平成29年度中に廃止する予定であり、富山新港火力発電所2号機燃焼装置の改造は平成30年度中に実施する予定である。
北陸電力は、今後も環境特性に優れたLNG火力発電を導入していく事により、電力の安定供給および低炭素社会の実現に向けた取り組みを進めていく方針である事を表明している。