丸亀製麺がマレーシア現地企業へ出資

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画像提供:トリドール
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讃岐うどん専門店の「丸亀製麺」などの運営を行う株式会社トリドールは、マレーシアで人気のヌードルショップを運営展開する企業に出資を行い、2025年末までに東南アジアを中心に1000店舗体制の構築を目指すことを発表した。

トリドールでは、マレーシアなどの経済成長が続いている国で外食を嗜む層を取り込むことを目的として、マレーシアで人気が出ているヌードルショップの「Boat Noodle(ボートヌードル)」を運営展開する企業「Utara 5 Food and Beverage Sdn Bhd」に出資し、自社グループ化することを決定した。

トリドールのグループ会社入りをした「Boat Noodle(ボートヌードル)」は、タイの水上マーケットで働く人々が船の上で日常的に食べていた小さなスープヌードルを起源としており、日本の回転ずしと同じ要領で、手軽に自分が食べたい分注文し、食べ終わった器を積み上げながら食べ進めるスタイルである。このスタイルなどがトリドールのこだわりと一致したことから、今回の出資が実施されることとなった。

Boat Noodleで提供するスープヌードルは1杯1.9リンギット(約 53 円)となり、丸亀製麺がアセアン地域で提供している約300円のうどんとは価格帯が異なるため、異なる客層への外食の提供が可能となった。また、Boat Noodleでは、豚肉を使わないポークフリー業態でもあるため、イスラム圏での展開を検討し、イスラム教徒が安心して食事できるレストランの証であるハラル認証も申請中である。

トリドールでは、今後も海外市場で受け入れられる新しいアイデアへ積極的に投資し、世界を舞台に新しい外食文化を創造していく方針であることを表明している。

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