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マレーシア警察は、イスラム国(ISIS)と協力し国内でテロを計画していた疑いで26歳から50歳までのマレーシア男性を含む7名のグループを逮捕したことを24日に発表した。
マレーシア警察からの発表によると、逮捕したグループからは、イスラム国との関与を疑わせる書類や旗や動画にくわえて武器などが押収された。逮捕された容疑者の1名は、インドネシアで14日に発生した爆弾テロを主導したと疑われている人物からの指示を受けていたと話しているが、真偽は不明な状況である。逮捕されたメンバーのいずれも、実際にテロ行為を行えるだけの能力があったかなどは不明だが、テロを防止するという観点から、今回の逮捕が実施された。また、今回逮捕されたメンバーは、テロを実行するわけではなく、マレーシア国内でイスラム国が活動するうえで必要となる資金を稼ぎ・送金する役割であった可能性も指摘されている。
マレーシアの隣国のインドネシアでは、首都のジャカルタで14日に爆弾テロが発生しており、マレーシア政府はテロが連鎖することを防止するために、警備体制を更に厳格にしていた。マレーシア警察では、今回の容疑者達への事情聴取などから、更なるテロ計画者達の特定を進めていく方針であることを表明している。