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国土交通省は、マレーシアの物流産業を担う『物流人材』を育成するため、8月18日から26日の7日間にかけてニライ技能短期大学にて物流集中講義を開催したことを発表した。
国土交通省では、2015年より日ASEAN交通連携の枠組のもと、ASEANへの物流人材育成支援を実施している。
今回は、公益財団法人SGH財団の協力のもと、佐川グローバルロジスティクス株式会社より講師を招き、ニライ技能短期大学の学生に対する「物流集中講義」を実施した。実施対象は、ニライ技能短期大学の学生などの約120名となる。主な講義内容は、国土交通省からは『日本の物流政策及びコールドチェーン物流サービスに関する取組について』が実施された佐川グローバルロジスティクスからは『物流概論(SCM、3PL、調達物流、生産物流、販売物流、国際物流等)』『物流オペレーションの実技(5Sを意識した業務改善)』『物流施設紹介(Xフロンティア)』『学生によるマレーシアにおける物流サービスの新規提案(ディスカッション)』が実施された。
国土交通省では、ASEANの物流分野の健全な発達を支援していくため、現地の優秀な物流人材の確保・育成が不可欠との認識の下、今後も官民連携による物流人材育成事業を引き続き実施していく方針であることを表明している。