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日本政府は、マレーシア政府の感染症対策と保健・医療体制整備を支援するため、供与額5億円の保健・医療関連機材のための無償資金協力を実施することにともない、バーチャル署名式が1月22日に開催された。
今回の支援は、『経済社会開発計画』として、マレーシアに移動式X線撮影装置などの保健・医療関連機材を供与するものである。マレーシアでは、1月20日時点で累計感染者数169,379人、死者630人を記録し、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大している。
開催されたバーチャル署名式で、在マレーシア日本大使館の岡大使は「日本政府を代表して、日本からマレーシアへの約5億円相当の医療機器の提供を目的とした交換公文に署名することを、大変光栄に思います。この無償資金協力が、マレーシア政府のCOVID-19パンデミックへの対応、特にマレーシア国民への診断・治療の提供に役立つことを、また、今回供与する医療機器が一日も早くマレーシア国民のために活用されることを心から願っています。マレーシアでは、今回の医療機器の無償供与に加え、既に国際機関であるIFRC、ユニセフ、UNHCRを通じ、約2億円相当の食料、個人用防護具、医療車両、オンライン教育のためのICT機器などを提供することで、社会的弱者が直面している困難を緩和するための支援を行ってきました」との旨を述べた。