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株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社である株式会社三菱東京UFJ銀行は、自行が所有していたマレーシアの総合金融グループである「CIMB Group Holdings Berhad(CIMB)」の株式全てを売却した事を発表した。
MUFGでは「MUFG 再創造イニシアティブ」を今年の5月に公表し、国際金融規制の強化やグローバルな事業環境の変化に対応すべく資本運営の最適化を進め、MUFGグループ各社による戦略出資に関しては、戦略性・出資採算・資本効率等の観点から見直しを実施していた。
この見直しを進めた結果、ASEANを代表する総合金融グループであるCIMBの株式全ての412,506,345株を売却する事を決定した。売却額は、約680億円となる。三菱東京UFJ銀行では、前身である旧三和銀行がCIMBの前身となる銀行の一つに出資して以降、40年の長い間にわたって強固な関係を構築していた。株式売却後も、CIMBとは幅広い分野において協働していく方針であり、三菱東京UFJにとってはアセアン地域における重要な提携パートナーの一行という位置付けは変わらないままとなる。