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IT先進国を目指しているマレーシアでは、オンラインショッピング業界の売上は伸びており、各種調査機関の調査結果によると、2015年には約3.4億MYR(約100億円)に到達すると予測されている。
日本のオンラインショッピング業界の売上は5.5兆(2012年度におけるJADMA調査結果)であり、日本に比べると未成熟ではある。
電子メールアカウントとインターネットを利用した決済サービスを提供するPayPal(ペイパル)が、6カ月以内にオンラインショッピングを行った事がある1,000人以上のマレーシア成人(18から45歳)をターゲットとした調査結果を発表しており、この調査結果を以下にまとめた。
・73%の人は少なくとも月に一度オンラインショップで購入している
・46%の人がスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でオンラインショップを利用している
・56%の人が過去3ヶ月の間にオンラインショップで200RM(約6,400円)購入している
マレーシアにおいては売上は順調に伸びているが、利用者の多くは特にオンラインセキュリティに懸念を抱いており、クレジットカード情報を入力すること、詐欺に合うことなどのリスクを懸念している。
このリスクを低減させるために、更なるセキュリティ対策を実施する必要があると推測される。
日本市場においては順調にオンラインショッピングの売上は伸びているため海外進出の動きはそこまで行われていないが、日本市場が頭打ち状態になった時には、日系企業が成熟したオンラインショップの技術を元にASEAN進出を行う動きが出てくるかもしれない。