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日本の外務省は、日本に訪問中であったインドネシアのジョナン・インドネシア運輸大臣およびワナンディ同国副大統領首席補佐官と木原外務副大臣が会談を実施し、両者は日本がインドネシアの首都圏東部新港湾などの建設に協力していく方針であることで合意した。
今回の会談では、木原外務副大臣からは、ワナンディ補佐官が旭日重光章を受章したことへの祝意を述べるとともに、インドネシアの都市鉄道(MRT)・新港湾・鉄道などの様々なインフラ整備に日本は協力出来ていることを嬉しく思っており、今後は海洋分野・エネルギー開発などにおいても協力を進めていきたい旨を伝えた。ジョナン運輸大臣からは、首都圏東部新港湾などの開発を日本と協力して進めていきたいとの旨が伝えられた。両国が共同で開発を進める予定の首都圏東部新港湾事業では、日本の円借款を活用した開発で進める方針である。
インドネシアのジョナン運輸大臣は、日本とのインフラ整備の協力を進めるために、度々来日しており、昨年の12月にも木原外務副大臣との会談を実施していた。この際にも、首都圏東部新港湾事業に関する話し合いが行われており、このまま順調に話し合いが進んだ場合には、中国政府が受注したインドネシア高速鉄道計画とは異なり、日本政府が受注する見込みである。