日本・インドネシア首脳会談、高速鉄道計画に失望を伝える

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画像提供:内閣広報室
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安倍晋三内閣総理大臣は、訪問先のマレーシアでインドネシア共和国のジョコ大統領と日本・インドネシア首脳会談を実施したことを外務省は発表した。

この会談で両者は、日本政府とインドネシア政府は長い友好関係を構築してきた戦略的パートナーであり、両国は今後もインドネシアの交通・電力・港湾などのインフラ整備に協力していくことで合意した。また、会談では政治・安全保障問題、経済問題などについても話し合われた。

経済問題では、自由民主党の総務会長である二階俊博衆議院議員が率いるビジネスマンを中心とした約1,000人の訪問団がジャカルタに訪問していることが話題にあがり、ジョコ大統領から感謝の意が伝えられた。高速鉄道を中国政府が受注したことに関して、安倍総理から結果には失望している旨が伝えられ、ジョコ大統領は黙ってうなづいて聞いていた。しかしながら、日本政府は今後もインドネシアのインフラ整備に協力する方針であることが説明され、今後も両国で協力していきたい旨が述べられた。

政治・安全保障問題では、日本の平和安全法制が成立したことが話題に挙がった。ジョコ大統領は、この法案は地域の安全・平和に貢献するものであるとの認識が述べられ、インドネシア政府は日本政府と外務・防衛閣僚協議での協力を促進していきたい旨が述べられた。南シナ海の領有権問題は、インドネシア政府はこの地域の安全・平和・安定を求めているため、海洋法を尊重していることが述べられた。

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