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日本の独立行政法人国際協力機構(JICA)は、日本が支援していたインドネシア・パティンバン港自動車ターミナルが全面開業したことを発表した。
JICAは、2017年にインドネシア国政府との間でパティンバン港の建設のため1,189.06億円の円借款貸付契約に調印していた。この支援は、急激な経済成長に伴う貨物取扱量の増加を受け、首都圏郊外に新港を建設して既存港に一極集中している貨物物流の分散と首都圏の物流機構強化を図り、ひいてはインドネシアの投資環境改善を通じ同国の更なる経済成長に貢献することを目的としていたものである。
このパティンバン港の自動車ターミナルが全面開業することにともない、記念式典が開催されることとなった。式典には、インドネシア側からはブディ運輸大臣などが、日本側からは駐インドネシア日本国大使、JICAインドネシア事務所長などが出席した。ブディ運輸大臣からは、同港からの自動車輸出拡大を通じたインドネシアの経済成長と競争力拡大への期待及び日本による協力への感謝が表明された。また、日本企業で構成されるターミナル・オペレーターが自動車運搬船への完成車両の積み込みを披露した。