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日本の岸信夫防衛大臣とインドネシアのプラボウォ・スビアント国防大臣は、日インドネシア防衛相テレビ会談を11月2日に開催した。
会談で両大臣は、東シナ海・南シナ海を含む地域情勢、防衛装備・技術協力、外務・防衛閣僚級会合「2+2」に関しての意見交換などを実施した。
東シナ海・南シナ海を含む地域情勢については、両大臣は意見交換を行い、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要であるという考えを再確認した。岸大臣からは、力を背景とした一方的な現状変更の試み、緊張を高めるいかなる行為にも強く反対する旨を述べた。
防衛装備・技術協力については、両大臣は協議を推進することを含め、二国間の防衛協力・交流等についても意見交換を行った。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、災害派遣活動における感染予防策に関する知見や教訓の共有をはじめとする感染症対策分野においても防衛協力を推進していくことで一致した。
外務・防衛閣僚級会合「2+2」については、両大臣は早期実施を含め、防衛当局間の緊密なコミュニケーションを継続するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向け、防衛協力・交流を引き続き強力に推進していくことで一致した。